about NPO・CAN

1 趣旨

近年の雇用環境は、終身雇用、年功序列といった従来

日本型経営の制度が崩れ行く中、職業生活の長期化や働き方の多様化、技術革新の進展、及び加速化等により、就業構造は著しく変化をしています。

こうした変化は、労働者に仕事内容に対する不満やストレスを与えることとなり、自らのキャリア形成を図れない労働者や失業者を生み出す原因のひとつとなっています。また、最近では有効求人倍率の上昇が見られるものの非正規雇用の割合が多く、特に若年者の定着率が低い傾向にあります。

我々は、平成26年よりキャリアコンサルタント有資格者とその資格を目指す者たちが中心となり、若年者、中高年者、女性、障がい者或いは中小企業のキャリア研修等の支援に関して、様々な角度から勉強会を重ねてまいりました。

そこで、雇用環境の変化が影響する諸問題の解決手段の一つとして、キャリアコンサルティングによる相談・支援が有効に機能するとの考えに至りました。

実際、国においても平成13年の第7次職業能力基本計画でキャリアコンサルティングの必要性を重視しキャリアコンサルタントの養成計画を5万人目標としました。

キャリアコンサルティングの効果として、企業においては、理念やビジョン浸透以外にも、定着率、人事管理、メンタルヘルス、モチベーション、ダイバーシティ推進、ワークライフバランス等々従業員の意識向上に効果をあげたとされる一方で、キャリアコンサルティングに関する認知度は、一部の大企業のキャリア研修や就労支援現場でのマッチング等に留まり、広がりを見せない現状から、「日本再興戦略」改訂2014 -未来への挑戦-の閣議決定を基に平成36年度末までに当該養成計画を10万人としました。

我々の考えは、国の方針と重なる部分も多く、キャリアコンサルティングの実施と普及活動を地域に広める社会インフラ的一翼を担い、大阪市市民や大阪市内の企業の皆様が、安心して相談できる社会的信頼性のある団体となるためには、特定非営利活動法人の設立が最適と判断し、此処にNPO法人キャリア・アシスト・ネットワークの設立を行うことと致しました。

我々は、法人格取得後は、市民に対するキャリアコンサルティングによる相談・支援の事業を中心としながら、実践する機会の少ないキャリアコンサルタント有資格者等に広く呼びかけ、実務を経験するキャリアコンサルタント及び学識者等と共に研鑽を積むためのスキルアップ事業、中小企業向けの人事雇用労務及びキャリア研修を支援する事業、キャリアコンサルティングの実施を求める組織・団体からの受託事業、キャリアコンサルティングの関連資格を目指す方々への資格取得応援事業を通して、様々な人的ネットワークを広げてまいります。

このネットワークを活用することで、地域住民に対してより多様なキャリアに関する相談・支援の実施が可能となり、そのネットワークの広がりは、キャリアコンサルティングを市民の方々が身近に感じて頂けるような普及活動をも可能にすると考えます。

我々はこのような活動の積み重ねが、地域の雇用拡充及び安定を生み出し、市民が豊かな職業人生を送る社会作りに貢献できるものと考えます。

2 申請に至るまでの経過

平成26年6月1日に平成25年5月開催の厚生労働省指定キャリアコンサルタント能力評価試験養成講座で知り合った10数名が、継続的な学習を目的として任意のサークル団体を立ち上げました。

勉強会を重ねる中、実際に自らのキャリアに悩みを持つ方々の相談を伺い、豊かな職業人生を送って頂くために広く支援活動をするためには、社会的な信用のない任意団体のままでは、限界があると考え、平成27年7月7日19時より発起人会を開き、設立の趣旨、定款、平成27年度及び平成28年度の事業計画および活動予算、設立当初の役員などについての案を審議しました。

平成27年9月8日19時より設立総会を開き、発起人より設立の趣旨、定款、平成27年度及び平成28年度の事業計画および活動予算、設立当初の役員などを提案し、審議の上決定しました。